未経験では人からお金をいただくことはできません。

なので、経験を積むためにまずは無料でサービスを提供することをよく勧められますが、人のキャリアや人生についてのコンサルティングについては、クライアントにとってお試しでコンサルされても意味がありません。より迷いが増えたり、下手すると人生を狂わせかねません。それだけ、人に対するサービスは責任の重いお仕事です。

ただ、経験者でなければできない仕事は、一生できないことになります。でも誰しも皆、未経験・初心者の時期があります。

たとえば医師。患者は誰しも経験豊富な先生に診てもらいたいと思います。でもそのベテラン医師も初心者だった頃があったはずです。人の命に関わる仕事。それらに対応するためにインターン制度があります。ベテラン医師と一緒に十分な時間をかけ経験を積みます。人の命に関わるという意味では、電車やバスの運転士も同じです。皆、インターン的な時間をたっぷりとります。

ところが、コンサルタントやいきなり実践する人が多いのが実情です。資格制度もありますが、資格がないとできな仕事ではありません。なので、ピンキリになるわけです。

高額なコンサルティングをうけたが成果がなかったという声をよく聞きます。とても残念なことです。
有能なコンサルタントであっても、自分が経験したことのないことに関しては、聞いた話や読んだ話をベースにします。これでは説得力のあるコンサルティングはできません。それらをあたかも自分が経験したかのようにうまく話すコンサルタントが優秀なコンサルタントと言われていたりもします。それらの人にお金を払ってコンサルティングをうけている人が不憫に思います。

経験がものをいう世界での経験の積み方、永遠の課題のように思えますが、それらを解消する手段があります。

未経験はインターン的なサポート、未経験分野はメンターズメンターやコラボレーションで対応する。これらが起業家メンター制度です。