創業・起業を考える際に、なぜセルフプロデュースが必要か?(2)

前回、自己分析(セルフアナリシス)と自己認識(セルフアウェアネス)について書きましたが、次に、セルフプロデュースの一部として、自己確立(セルフビルディング)、自己陶冶(じことうや:セルフインプルーブメント)についてお話します。

自己XXと聞くと、自己啓発とかそのセミナーなどを思い浮かべる人も少なくないかと思います。のめり込んでいくと、結局、自分が自分でなくなる人が多く、それらを「洗脳」と呼ぶ人もいます。

創業・起業を成功させるためには、確かに「洗脳」的なことが一部必要かもしれません。しかし、自分が自分でなくなっては、成功しても満足感が得らないかとても低いのではと思います。自分らしく成功することを目標にするためには、やみくもに自己鍛錬をせず、必要な鍛錬だけをすることが好ましいのです。

ただその「自分らしさ」というのがクセもので、それがなかなかわからないことが多いです。そこで、「自分探し」が流行っていたりしますが、これもやみくもに探していても見つかるものではありません。
しっかりと自己分析をし、自己認識をした上で、本当の自分がわかったら、その時点から、自分らしさが発揮できます。それを立てていくのが自己確立(セルフビルディング)です。

そして、たとえば、自分の欠点が認識できたとき、それらを直すべきかどうか、それは、実は仕事や人生の目的次第なのです。たとえ多くの人から見て良くない点であっても、目的次第では、特異性として活かしていくべきことなのかも知れないのです。
中には、それがすべてのボトルネックになっていて、何をやってもうまくいかない、という原因となっている欠点もありますが、それらは少しずつでも改善していくこと好ましいでしょう。

よく欠点をなくすより、長所を伸ばした方がよいとも言われますが、確かにそうであることもあります。致命的な欠点は直すべきでしょう。しかし、その致命的かどうかについては、目的次第なのです。直すべきか、特異性として活用していくべきか、それらを見極めて対応していくこと、それが自己陶冶(じのとうや、セルフインプルーブメント)です。

これらは、しっかり寄り添って一緒に考えてくれる人と一緒に培っていくことが望まれます。